勝田町横浜環境デザイン 県の「創エネ」事業に採択 発電設備の普及促進に
県が実施するエネルギー利用の効率化などを図る「複数住宅の屋根貸しによる太陽光発電設備設置事業」の補助事業者に、区内の(株)横浜環境デザイン(勝田町1044・池田多賀子代表)が採択された。この事業で戸建住宅に太陽光発電の導入を促進し、「創エネ」の普及と促進を狙う。
この事業は県が提唱する「かながわスマートエネルギー計画」の一つ。希望者には屋根を貸すことで賃料が支払われ、発電した電気を電力会社に売電することによって事業者も収入が得られるビジネスモデルだ。屋根貸し希望者は賃料や契約年数などが異なる3種類のプランから選択し、80万円から95万円程度を受け取れる。プランにより設置費用を事業者が負担するケースもあり、終了後はソーラーパネルなどの発電設備は無償譲渡される。現在はモデル地区として綾瀬市早川城山地域が選択され、希望者の説明会なども行われる予定だ。この事業により、エネルギーを各家庭で創りだす「創エネ」の取り組みを促進させ、エネルギーの安定供給と経済活性化を図る。
県内全域での普及目指す
同社は1997年、太陽光発電設備専門の施工会社として設立した。使用する資源やエネルギーの削減にも着目し、参加者で売電した量を競う「売電量コンテスト」など、環境を考えた取り組みも行っている。
同社担当者は「土地に限りがある中で、屋根を有効活用できる方法を提案してきた。いずれは港北ニュータウンエリアでもこの事業を広げて、地元神奈川を元気にしていきたい」と話している。
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