区内在住内堀嗣円(ひでみつ)選手 「もう一つのW杯」で南米へ グッズ販売で支援募る
今年8月にブラジルで開催される知的障害者のサッカー国際大会。その日本代表に内堀嗣円選手(20・フトゥーロ所属)がゴールキーパーで選出された。JFFID(日本知的障害者サッカー連盟)ではオリジナルTシャツの販売などで遠征支援を呼びかけている。
4年に一度の祭典として、盛り上がりを見せているサッカーW杯。「もうひとつのW杯」と呼ばれるINAS(国際知的障害者スポーツ連盟)サッカー世界選手権大会は同年、同開催国で行われるものだ。内堀選手はゴールキーパーとして、初の代表メンバー入り。「プレッシャーもあるけど、日本代表として誇りを持ってプレーしたい。ゴールネットは一度も揺らさせない」と気合充分だ。内堀選手は軽度の知的障害を持つが、中学時代にハンドボール部のキーパーとして全国大会などで活躍してきた。その経験はサッカーでも活かされ、レーザービームのような鋭いスローイングでカウンターを狙う。現在は市内のドラッグストアで勤務する傍らで、計18人の代表メンバーと共に練習に励んでいる。大会に向けて意気込む一方で「海外の人とたくさん友達になりたい」と無邪気な笑顔を見せる。
Tシャツ販売で「12番目の選手」呼びかけ
海外遠征では数千万円以上の資金が必要となり、助成金でも十分に賄いきれないのが現状だ。そこでJFFIDではオリジナルTシャツを販売。売上は選手たちの遠征費にあてられる。利根川俊介マネージャーは「プリントされた数字には『12番目の選手』という意味があります。皆さんでTシャツを着て、ブラジルに発つ選手を応援してください」と呼びかけている。
TシャツはJFFIDのHP(http://jffid.com)などで購入可能。
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