7月1日に横浜都筑ライオンズクラブの会長に就任した 中山 誠一さん 池辺町在住 69歳
調和の中で伝統継承
○…奉仕活動団体「横浜都筑ライオンズクラブ」の23期会長に7月1日付で就任した。昨年、同クラブは創立20周年を迎え、都筑区内でのボランティアなどに尽力してきた。「献血活動やイベントでの出店など、昔から続けてきたアクティビティがたくさんある。その伝統を引き継いでいきたい」と意気込みを語る。
〇…会長職を務めるのは6年ぶりで2度目。会員の一人として、やりたいことは多くある。初めて会長を務めた時には多少強引でも意見を通すこともあった。「2度目だからこそ、落ち着いて活動に臨める。調和のとれた団体を目指す」と方針を話す。30人の会員で成り立つ同クラブは30代から90代までが在籍し、そこから出る意見もさまざま。会員同士が衝突することがあっても、相手への敬意は決して忘れない。都筑区をより住みよい街にできるように、奉仕の視点から「自分たちにしかできないこと」を探していく。
〇…池辺町育ち。畜産農家の息子として育った。リーダーシップを培ったのは高校から始めたバドミントン。大学3年生の時にはバドミントン部でキャプテンを務めた。そんな時、父親が他界。一家を支えるために、毎朝4時から実家で働き、学校に通い、バドミントンに励む生活が続いた。学生と畜産農家の二足のわらじは過酷だったが、その経験が今の自身を支えている。ライオンズクラブを知ったのは地域のつながりから。創立当時から携わっているだけに、思い入れも人一倍強い。その思いを力に変え、生まれ育った地元のために奉仕活動を続ける。
〇…現在も現役で農場を営む。多忙な日々が続く中で、休日にも習慣で早朝に目が覚めてしまうという。「最近は趣味の家庭菜園にも力を入れていて、夏野菜の収穫が楽しみ」と、仕事も趣味も充実している。業種に関わらず、たくさんの人と話せる同クラブに自分も楽しみながら、日々の活動に力を注いでいく。
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