社会問題となっている認知症について理解を深めるフォーラムが8月28日、都筑区役所で開かれ、約150人の参加者が傾聴した。
現在、65歳以上の高齢者が3万人を超えている都筑区。6月には区内初の「認知症カフェ」がオープンするなど、ボランティア活動も盛んで、市内最多の1万3857人(3月末時点)の認知症サポーターがいる。
そんな中開かれたのが同フォーラム。第一部でかわさき記念病院の高橋正彦診療部長による講演、第二部では介護者家族の島田洋子さんと、同カフェ運営グループの山田美千子代表によるリレートークが展開された。島田さんは自身の体験を紹介するとともに、「(夫の)認知症の初期は単なる物忘れなのかと思った。早く対応することが大事なので心配なことがあれば早めに介護申請を」と当事者ならではの声を届けた。
また、山田さんは認知症カフェの取り組みに触れ、「歳をとれば誰もが認知症になる可能性があります。自分たちの住む街で安心して過ごせるよう、都筑区全域にカフェができたらいいなと思っています」と思いを語った。
参加した民生委員の一人は「(フォーラムに)何度か来ているけど、その度に参考になることが聞ける。今回もとても分かりやすかったし、認知症かどうかを判断する上での対処法など、実践的な話が聞けて良かった」などと話した。
パネル展は4日まで
関連イベントとして、区民ホールで「認知症・介護予防パネル展」、都筑図書館で資料展示を4日まで開催している。
都筑区版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
のすぽで助産師に相談3月28日 |
|