10月12日にすきっぷ広場で行われる学童合同まつりの主宰者 福本 尚子さん 北山田在住 50歳
「成長の瞬間」楽しみに
○…放課後、共働きなどで親が家にいない家庭に安全な居場所を提供する学童保育。10月12日(日)にセンター南駅前のすきっぷ広場で、区内の学童が合同で企画する学童合同まつりが行われる(10時半から14時半まで)。手作りゲームや模擬店などが並び、今年で17回目の開催となる。代表として「若い子育て世代が多い街なので、たくさんの人が学童を知るきっかけになれば」と願いを込める。
〇…自身も学童「北山田こどもクラブ」の指導員として、保護者代わりとなって児童の放課後を楽しい時間に変える。友達づくりの手伝いや昔遊びを伝え、子どもたちからも『フックー』の愛称で親しまれている。「低学年の児童が時々反抗する時があるんです。そんな時にも『少しずつ成長してるんだなあ』って感じますね」。大切にしているのは子どもたちに目線を合わせて、成長をそっと見守ってあげること。子どもは一人ひとり個性があり、ものの見方も感じ方も十人十色だ。その成長の瞬間を目の当たりにできることに何よりのやりがいを感じている。
〇…人情味あふれる商店街のそばで育ち、幼少期から人の温かさを肌で感じていた。大学卒業後は百貨店の子ども服売り場に勤め、昔から小さい子と触れ合う機会が多かったという。出産を機に退社し、母として子育てを経験するが「社会から隔絶された環境が辛くて。きっと同じ想いを抱えてる人が多いはず」と、専業主婦のサポートに興味を抱いた。我が子が手を離れた今では指導員となり、すでに17年のベテランだ。
〇…実は高校野球の大ファン。強豪校ひしめく神奈川県予選は毎年目が離せないようだ。保土ケ谷球場や横浜スタジアムにも足を運び、間近で応援している。「自分の子どもの成長を見ているようで。つい応援にも力が入ります」。元気の源もやっぱり子どもたちの若い力。若さに励まされ、そのパワーを子どもたちに分け与えている。
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