区政の発展に著しい功績を残した人物に贈られる「都筑区民栄誉賞」がこのほど創設され、9月28日、第1号として金子保氏(97)が受賞した。金子氏は、港北ニュータウンの街づくりへの尽力や、連合町内会自治会の初代会長を務めるなど、長年に渡る地域貢献への取組みが評された。
都筑区は1994年11月、港北区と緑区の再編成により、青葉区とともに誕生した市内で最も新しい区。金子氏は港北ニュータウンタウンセンター開発推進協議会会長を務めるなど、地域の代表として行政や団体とのパイプ役となり尽力。その一方で、区の発足と同時に初代連合町内会自治会会長に就任するなど、現在の都筑区の礎となる役割を果たしてきた。また、これらの功績が認められ、今春の叙勲で旭日単光章を受章。地域貢献の取組みに対する受章は横浜市初の快挙となった。
区は、これらの功績を後世に伝えるべく、20周年を機に、金子氏に同栄誉賞を贈ることを決めた。区が与える賞は、これまでスポーツ分野で顕著な成績を残した個人、団体に贈る「都筑スポーツ賞」があったが、これとは別に、【1】区政の発展に尽力したもの【2】区の名誉を高めたもの【3】区長が認めたもの、という条件を満たし、特に著しい功績を残したものに与える賞として新設された。
表彰式は28日に開かれた金子氏の「旭日単光章受章祝賀会」の中で行われ、中村香織区長から「地域の発展と区民の連帯感の醸成に永きにわたり貢献されました。区民の誇りです」と感謝の意が述べられ、盾と賞状が手渡された。11月1日の20周年記念式典の中でも、区民を前に表彰が予定されている。
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