都筑区制20周年を記念した劇団かかし座(後藤圭代表)による特別公演「ハンド・シャドウズ・アニマーレ」が11月2日(日)、都筑公会堂で開催される。日本で最初にできた影絵専門劇団が、海外公演でも評価の高い自信作で20周年の節目を祝う。
区内南山田に拠点を置くかかし座は、1952年に創立。これまで数多くの影絵番組や舞台作品を手掛けており、2012年には年間約1300ステージ、約30万人の観覧を記録した。その活動域は国内にとどまらず、欧州や南米、アジアなどで賞賛を浴びてきた。
今回上演する「ハンド・シャドウズ・アニマーレ」は2009年のドイツ公演を皮切りに、海外での招聘公演などで上演されてきた”勝負作品”のひとつ。生命を吹き込まれた手影絵だけでのパフォーマンスが見られ、作品中、動物を中心とした約80種の手影絵が登場するのも見どころだ。「手影絵が俳優になる、その辺の動きに注目して頂きたい。いい意味で観ている方の期待を裏切れたら」と後藤代表は話す。
もう一つの見どころとして注目したいのが区制20周年を記念して特別制作された「都を筑(きず)くまちの物語」の初披露だ。古から現代までの都筑を影絵により表現したDVD作品で、南山田に伝わる虫送りや、江川せせらぎ緑道などが登場し、本公演前の15分程度会場に流れる。
こちらも20周年
実は、かかし座が現在の場所に移ったのも、都筑区が誕生した年と同じ1994年。奇しくも同じ節目を迎えた。後藤代表は「20周年で上演するハンド・シャドウズ・アニマーレはこの地で生まれ、世界へと羽ばたいた作品です。多くの人に観てもらえたら嬉しいです」と語気を強めた。
当日は11時〜と14時〜の2回公演(全席自由500円)。チケットは一度完売したが、14日から区役所1階売店で追加販売する。(問)区役所地域振興課【電話】948・2236。
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