川和高校山岳部 目指すは関東の頂
川和高校山岳部(林原信行顧問)が11月7日から9日まで奥多摩山系で行われる「第58回関東高等学校登山大会」の出場を決め、メンバーの板垣雅彦部長(2年)と山本優君(1年)は上位入賞を目指して体力作りなどに励んでいる。
同部の関東大会出場は6年連続。5月30日から6月1日にかけて箱根で行われた県大会を勝ち抜いた。板垣部長は「先輩たちが出場し続けている関東大会に挑戦できてうれしい。自然を楽しみながら好成績を残したい」と意気込む。
各高校がチームを組み、安全で危険が少ない登山が行えるかどうかを競う登山大会。全国各地の風向、気温、気圧などを頼りに指定された場所の天気を予想する筆記試験と、テントの立ち上げから登山中のスムーズなコース決めなどを競う実技試験で構成される。山の中ではチェックポイントで正しい方角や標高を記入するなどの読図審査もあり、総合得点で評価される。川和高校山岳部は部員が4人と少数だが、それぞれが得意分野を持ち、天気図の作成や読図のポイントなどを対策してきた。大会当日は大きなミスもなく、関東大会への切符を手にした。
大会を来月に控え、同部では約20kgの負荷をかけて歩く「歩荷(ぼっか)」や、ランニングで体力面を強化している。特に歩荷では同校から横浜中華街まで歩ききったこともあるという。そんな過酷なトレーニングを乗り切れるのも、山を愛するからこそ。「いつかは日本百名山を制覇したい」と山本君。自然を愛する2人の挑戦がもうすぐ始まる。
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