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都筑区版 公開:2014年11月6日 エリアトップへ

横浜北部菊花会の会長を務める 近藤記一(よしかず)さん 東山田在住 72歳

公開:2014年11月6日

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根底にあるのは優しさ

 ○…センター南駅構内で11月10日(月)まで開催されている「第28回都筑菊花展」。今年の出品数は約300点で、12月には優秀な作品への表彰式も行われる。毎年恒例となったこの行事のため、主催の横浜北部菊花会会長として会員らと準備を進めてきた。「今年は天候には恵まれなかったが、力作も多数出品されている。会員は男性が多いので、若い人や女性にもぜひ見に来てもらいたい」と呼びかける。

 〇…大きなものでは直径30cmほどの花を咲かせる菊は、ほかの植物に比べ繊細さも持ち合わせている。美しく育つためには、日照時間の調整やこまめな水やりが必要だ。「先日の台風では、風で葉が落ちないように育てている菊全てを家に入れ、夜はその横で寝た」と苦労を語る。大変なことも多いというが、その分花が咲いたときの喜びもひとしおだ。「菊は自分の子どものようなもの。毎日水やりの時は話しかけるし、常に気にかけるようにしている」と話す。

 〇…花の世話は昔から好きだった。小さい頃に育てた朝顔が美しく咲いたとき、両親に褒められたことが嬉しかったという。何かを守りたい気持ちや正義感が強い性格だったことから、高校卒業後は警察官を目指し神奈川県警へ。40歳のときに仕事で訪れた川崎大師で、たまたま開催されていた菊花展の美しさに目を奪われ、そこで菊のとりこに。以後30年近く菊を育て続けている。

 〇…息抜きは飼い猫の世話をすること。22歳の愛猫は自身を支える人生のパートナーだ。「家で自分のことを待っていてくれるのがかわいい。花もそうだが、手をかければかけるほど応えてくれるのが嬉しい」と話す。動植物だけでなく、新しい会員を指導するのも菊花会会長の仕事。「話を聞かない人には怒るし、結構厳しいよ」と笑うが、それも愛情あってこそ。植物も動物も人も、育てる際の根底にあるのは優しさだと顔をほころばせた。

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