川和車両基地(川和町379)で11月6日、横浜市交通局による市営地下鉄の異常時総合訓練が行われ、約180人が参加した。
訓練は横浜市域で震度6強の地震が発生。センター北―南駅間を走行中のグリーンラインの電車が脱線し、自力走行不可能な状況を想定して行われた。地震の発生後、駅係員などが車両の破損や乗客の安全を確認。先頭車両にハシゴをかけ、乗客を外に避難させた。車いす利用者や動けない重傷者は消防隊が出動し、担架で搬送した。
その後は設備の復旧作業に着手。脱線した車両はジャッキで持ち上げ、レール上に戻し、1両約25tある車両を職員が手押しで移動させた。また損傷した線路の復旧も行うなど、約3時間の訓練となった。
同局担当者は「各職員は声も良く出ていて、報告や指示も的確だった。今回の訓練は消防署や市民の方に協力をいただいて、より臨場感が増した中で行えたと思う。実際に災害や事故が発生しても、訓練通りの復旧に努めたい」と話した。
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