女子第31回神奈川県高校駅伝競走大会が11月8日、山北町の丹沢湖周回コース(5区間)で行われ、昨年王者の荏田高校(都筑区)が1時間10分17秒の記録で2連覇を果たした。同校は12月21日(日)に京都の都大路で開催される全国大会に県代表として出場する。
大会前、大方の優勝予想は全国レベルの選手が名を連ねる白鵬女子だった。昨年、大会新記録で優勝した荏田は、絶対的エースだった双子の森田香織、詩織選手(現・パナソニック)が抜け、厳しい戦いが予想されていた。
内藤篤史監督は「実績を見れば白鵬。出場選手たちの力を100%出すことだけに専念しよう」と胸に誓った。出場5選手のうち2年生4人、1年生1人で臨んだ。1区はエースの佐藤成葉選手(2年)を起用。佐藤選手は大会直前の試走で満足した走りが出来なかったが、本番できっちり修正。期待通りの走りをみせ、2位に24秒の差をつけ2区につなぐと、その後は『流れ』に乗った荏田が終始独走。終わってみれば、4選手が区間賞のタイムを残し、2位白鵬に約2分の差をつけてゴールした。
主将の高下郁香選手(3年)は大会後、「後輩たちの活躍を信じていた。3年がいないのでプレッシャーがかからない様声をかけてきた」と振り返り、優勝を喜んだ。一方、内藤監督は「選手たちにはいつも練習以上の力はだせないと言ってきた。県大会では大きなミスもなく『荏田の走り』ができたのが勝因」と分析した。
関東で全国舞台に弾み
都大路が最大の目標だが、22日に前哨戦となる関東大会(栃木県)を控える。「強豪校が多いが、好成績を残して全国に臨みたい。いい経験を積んで絶えず全国を目指せるような学校にしていきたい」と内藤監督は意気込んでいる。
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