寄稿68 若者の自立支援強化を 横浜市会議員 斉藤しんじ
今年度、私が委員長を務めている「孤立を防ぐ地域づくり特別委員会」では、高齢者の孤立対策に加え、若者の引きこもり対策、自立支援に取り組むことを以前報告いたしました。これまでの委員会では、市の施策を確認するとともに、課題やこれからの対策等について議論を重ねてきました。また、公明党市議団の委員で香川県、愛媛県の視察を行うなど、各会派ごとに全国の各自治体の取り組みについて研究し、横浜市の施策との比較・検討を行ってきました。現在の横浜市の施策は、不登校やひきこもりの状態にある青少年の自立を支援する「地域ユースプラザ」、働くことに悩みを抱えている若者に対する就労支援を行う「若者サポートステーション」、社会的・経済的自立を支援する「よこはま型若者自立塾」等があります。これらの事業では、一人ひとりの状況に応じた丁寧な支援が行われています。
より多くの若者の支援を
しかし、横浜市内で引きこもり状態の若者は約8千人、無業の若者の推計数は5万7千人となっていることから、困難を抱える若者の一部にしか支援の手が届いていないことになります。今年度の特別委員会では、このような課題に注目し、より多くの若者の孤立対策、自立支援につながる取り組みを検討してきました。今後、市の施策の周知や、一次相談窓口の拡大など具体的な提言をまとめていきます。
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