東京体育館(渋谷区)で1月5日から開催する「全日本バレーボール高校選手権大会」。区内からは昨年11月に行われた神奈川県予選で準優勝した荏田高校(荏田南3の9の1)男子バレー部が2年連続2度目の出場をする。大会を目前に控え、全国制覇を目指すメンバーは最後の追い込みを迎えている。
春の高校バレー(以下春高)として知られる同大会。県内で100校以上が出場する中で、全国へ進めるのは2校のみ。荏田は一昨年、予選を2位で通過し、初の春高出場権を獲得。2回戦進出するも、優勝校の星城(愛知)に敗れ、全国レベルの高さを肌で感じた大会だった。前回の出場メンバーも残る今年はさらに経験を積み、目標の全国制覇に向けて練習に励んでいる。
夏の悔しさを晴らし
全国への出場は平たんな道のりではなかった。出場権を賭けた準決勝で対戦したのは強豪の弥栄(相模原市)。弥栄とは昨年夏のインターハイ予選で対戦したが、選手のケガでフォーメーションがうまく回らず、敗北した。今回は片寄宏祐選手(3年)と井口和雅主将(3年)を起点に攻撃を展開するツーセッターチームに。オープントスのみの夏に比べクイックや時間差など、多彩な攻撃展開が可能になった。
リベンジに燃える荏田は25対15で1セットを奪取し、勢いに乗った。しかし弥栄の高いブロックに阻まれ、25対27で2セット目を奪われた。先取したチームが勝利となる3セット目は一進一退の攻防。24対24でデュースまでもつれこんだ。激しい攻防の末、勝利への執念を見せた荏田が勝利。30対28の接戦だった。井口主将は「一昨年の結果に続いて全国を決めることができた。先輩たちを超えるプレーをしたい。まずは一勝を」と本番に向けて意気込んでいる。
メンバーは3年だけでなく、2年の斎藤祐弥選手や1年の左エース、竹田将也選手らもチームを支える。齋藤雅明顧問は「今年はバランスが良い。全国を経験した3年生がどこまでチームを引っ張ってくれるか」と期待を寄せる。
春高は東京体育館で1月5日に開会式を行う。荏田の第1試合は6日、高岡第一(富山)と大塚(大阪)の勝者と対戦する。
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