3月21日・22日の全国高校なぎなた選抜大会に出場する 二上(ふたかみ)かのこさん 川和高校1年生 16歳
古武道の道、突き進む
○…2mを超える長さのなぎなたを操り、相手への一本を狙うなぎなた競技。昨年11月の県大会で準優勝し、3月21日、22日に兵庫県で行われる全国高校なぎなた選抜大会に出場する。試合を目前に控え、「高校生になって初めての全国大会。どんな相手でも一本を狙っていきたい」と意気込む。
〇…一見、川和高校に通う普通の女子高生だが、なぎなた歴10年を超える熟練者。小、中学生の頃は全国大会で優勝した経歴を持つ。身長をはるかに超えるなぎなた競技は大きく間合いを取るのが特徴。相手との距離を一気に詰め、豪快な一本を狙うプレースタイルだ。「一瞬の隙をついて攻め込んで、一本の旗があがった瞬間がたまらない」とやりがいを語る。幼い頃からなんでも挑戦したい性格で、中学生の時はなぎなたに加えて吹奏楽部、生徒会などでも活動。文武両道の校風に憧れて川和高校に入学した。「勉強との両立は大変だけど、『最後まであきらめない』が目標」と芯の通った一面を見せる。
〇…幼少期を江東区で過ごす。なぎなたを始めたきっかけは4歳の時、幼馴染のすすめからだった。江東区の稽古場は全国的にも有名な講師陣がそろう場で、メキメキと力をつけた。日々の練習に勤しむ中で、その幼馴染の存在が大きな支えに。東京を離れ県内に移った今でも、ともに練習に励む。実はその幼馴染も今回の全国大会に出場が決まっている。「お互いに勝ち進めば対戦することになる。少しやりづらいけど、負けたくない」。良き理解者であり、ライバルでもある幼馴染と切磋琢磨している。
〇…夢は「海外になぎなたの魅力を広める」こと。そのため、英語の勉強は一層力が入る。「大学生になったら海外留学したい」と将来のビジョンをしっかり描いている。古武道に魅せられた高校生の人生はまだまだこれから。果敢に挑戦を続け、夢に向かって突き進んでいく。
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