都筑区が誕生した翌年に市内で17番目の図書館として開館した都筑図書館が、今年20周年の節目を迎える。区や図書館はこれを機に、各種記念事業に着手するほか、区内の図書施設を網羅した「ブックマップ」を配布するなどして読書活動の推進を図る。
都筑図書館が開館したのは1995年4月25日。ニュータウンの発展と区民の増加に伴い、利用者数も右肩上がりに。他の区と違い、若い世代、とりわけ子育て世代の多い特徴もあり、図書館の利用状況は活発だ。開館から20年経た現在、登録者数は区民の42%(市内平均26・2%)、年間貸出冊数は市内最多の102万8763冊に上り、”読書のまち”として定着した。
区と図書館はそんな区民性を踏まえ、昨年10月に市内初となる「読書活動推進目標」を策定した。この5カ年目標の施行以来、地区センターやコミュニティハウスなどから図書館へ整備方法や催しなどについての相談も増え、受け入れ側の意識にも変化が生じている。また、この目標に沿い、区内の図書施設を手書きの地図で紹介した「つづきブックマップ」も3月に完成、公共施設などで配布(2万部)を始めた。
20周年を前に小山肇館長は「区の推進目標も定まり、それに歩調を合わせるように20周年がやってきます。この1年は20周年記念イヤーと捉え、利用者の方々が楽しめるような催しを継続的に行い、読書の楽しみを感じて頂ける年にできれば」と意欲を見せる。
記念事業は、24日に前夜祭として、閉館後の図書館を会場にミニコンサートや司書によるリレーブックトークを行い、翌日25日にはドイツ児童文学者の吉原高志さんによる講演(午後1時半〜・区役所6階会議室)、さらに区民ホールで「二十歳の展示会」(4月24日〜30日)などを繰り広げ、節目を盛り上げる。
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