KK横浜貿易倉庫(池辺町4261の13)で4月4日、(株)クラレ主催の使用済みランドセルを海外に送る社会貢献活動「ランドセルは海を越えて」の準備ボランティアが行われた。今年で12回目となり、約8000個のランドセルの発送準備が完了。9月末にはアフガニスタンの子どもたちに届けられる。
使用済み8千個集まる
ランドセル用素材として7割以上のシェアを占める人工皮革の「クラリーノ」を製造する(株)クラレ。以前、顧客から「子どもが卒業したが、ランドセルはまだ使えそう」という声を多く受けていたのが同イベント開催のきっかけに。現在は、国際社会貢献事業の一環として毎年行っており、同社と日頃から付き合いのある同倉庫を作業所として利用している。
12回目となる今回は、約8000個のランドセルが集まった。作業はランドセルが使用できるかを検品し、中に新品のノートや鉛筆などの文具を詰め、ダンボールに梱包する流れだ。当日は約200人のボランティアが参加し、発送準備にとりかかった。8000個のランドセルは1日かけて発送準備が完了。5月初旬に日本を発ち、9月末にはアフガニスタンの子どもたちに配布される。
7年前からボランティアに参加している山田友さん(41)は「私たちが梱包したランドセルを現地で使ってもらっていると思うと感慨深い」と感想を話した。
高梨沙羅選手も参加
ボランティアスタッフには同社のクラブに所属する女子スキー選手、高梨沙羅さん(18)が自ら希望し、初参加。ランドセルをリレー形式で次々に手渡す姿が見られた=写真。
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