都筑区で活動するチアダンスチーム「バイオレットジャム」が5月10日に行われる世界大会への出場を決めた。国内予選を勝ち抜き、手にした本場アメリカでの舞台。メンバーは最高の演技を果たそうと、練習を重ねている。
出場を決めたのは、全米最大級の規模を誇るチア&ダンスの大会「ジャムフェス」。3月に東京で予選が行われ、バイオレットジャムは「ジュニア・Pom・スモール」の部で3位入賞し、世界大会への切符を手にした。また、この他4部門で入賞する快進撃も見せ、これまでの練習が報われたメンバーは喜びを爆発させた。
アメリカに渡るメンバーは小6から中3までのジュニアチーム8人。リーダーの吉村紗さん(中川西中3年)を中心に、明るく個性的な子どもたちが集まった。パフォーマンスでは歌詞に合わせたかけ声で楽しさを表現。またフォーメーションでは中心が華やかにジャンプを決め、周りのメンバーが別のムーブで支える。指導する對馬由美代表は「視覚的なイメージを華やかにするために取り入れた。観客の反応も良かった」と話す。見せ場は全員で仕掛けるサイドフェッテ。これはバレエダンスのように片足で回り続ける技で、足の高さや角度がいかにそろっているかが評価のポイントとなる。最も練習したという大技を華麗に決めた。
約40人が在籍
バイオレットジャムは誕生して7年。港北ニュータウンに住む子どもたちを中心に約40人のメンバーが在籍し、北山田小やすみれが丘小で練習している。毎年11月の区民まつりをはじめ、地元のイベントを中心に出演。実力をつけるために5年前から大会にエントリーし、全国大会などにも出場してきた。
同チームは2年前にもジャムフェス東京予選で好成績を収め、世界大会の出場権を獲得したが、資金不足などの問題から出場を断念していた。今回の出場権獲得を受け、對馬代表は「今度こそ子どもたちに本場アメリカの空気を吸わせてあげたい」と出場を決心。チームロゴの入ったバッジなどを地域のイベント会場で販売するなどして渡航費捻出に努めている。「『都筑から世界へ』を目指してチーム一丸で頑張っています。応援よろしくお願いします」と對馬代表。
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