都筑交通安全協会の会長に就任した 加藤 恒雄さん 折本町在住 66歳
広がる「人の輪と喜び」
○…子どもたちの登下校時の見守りや街頭指導など、交通安全への啓発活動を行う都筑交通安全協会。今年度会長に就任し、4支部合わせ約80人の会員とともに、地域住民に交通マナーの大切さを呼びかける。「都筑は子育てに熱心な地域。子どもが交通安全を学ぶには、保護者に伝えていくことが重要。正しい交通ルールを学んでもらうために何ができるか、これから模索していく」。6月の道路交通法の改正を受け、自転車運転者への啓発運動なども検討しており、事故を1件でも減らすことを目標に熟慮を重ねている。
○…高校時代、通学路に高速道路の事故処理や取り締まりを行う第一交通機動隊の分駐所があり、自然と隊員と顔見知りになった。3年生になる頃には一緒に食事をしたり、農家を営む自宅で採れた野菜を隊員たちにお裾分けしたりするほどの仲に。次第に同協会とも交流するようになったことから20代の頃に入会。それから40年以上地域の安全を見守っている。「活動して地域の人に喜んでもらえるのが嬉しい。だからこれだけ長く続けられているのだろうね」と微笑む。
○…折本町出身。大学卒業後、この地で植木屋を始めた。「一時は違う土地で暮らすことも考えたが、今のように人脈が広がったのはずっと地元にいたからこそ」と言い切る。同協会のほかにも都筑保護司会などの地域団体に所属。自分の企画したことが人の喜びにつながり、それをきっかけに人脈が広がっていくのが「最高の楽しみ」と目を輝かせた。
○…妻と息子の3人暮らし。旅行が趣味で、多忙の合間を縫っては旅行に出かけ、現地での新たな出会いに胸を弾ませる。何より大好きなのがお酒。仲間と集まってお酒を楽しむのが至福の時だ。「目に見える活動を増やしていって、さらに信頼される組織にしたい」。区民の安全安心を担うリーダーとしてこれまで以上に活動に尽力する。
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