「第21回世界マスターズ陸上競技選手権」が8月4日から16日にフランス・リヨンで行われ、区内在住の高原良祐さん(80)が6種目でメダルを獲得した。また、4×400リレーでは2位に約30秒差をつけて優勝し、アジア新記録を樹立した。
今大会にはM80(80〜84歳)のクラスで8キロクロスカントリーなど7種目にエントリー。金3つ、銀2つ、銅1つのメダルを獲得し、1500mでも4位入賞を果たす好成績を残した。
また、優勝した4×400mリレーでは2番走者として出場。混戦状態の中、トップに躍り出て1位でバトンを渡す活躍を見せ、アジア新記録更新という結果に貢献した。
高原さんは都筑区陸上競技連盟の会長や中川西中学校陸上部のコーチなどを務める。その傍らランニングクラブ「横浜都筑AC」で体を鍛え、年間約20の大会に出場するなど現役選手としても活躍。35歳以上が参加できる世界マスターズ陸上には2005年のスペイン大会に70歳で初出場し、いきなり優勝を果たした実力者だ。
週末は鴨池公園で10キロのランニングをこなし、時間を見つけては緑道を走るなどして日々トレーニングに励んでいるという高原さん。「メダルを取る自信はあった。その結果3種目で優勝でき、表彰式で3度君が代を聞けたのは感動した」と目を細めた。
その一方で、得意の2000m障害でノーマークの選手に接戦の末追い抜かれ、優勝を逃したことに悔しさをにじませた。「来年のオーストラリア大会でリベンジしたい」と意気込み、気持ちは既に次の大会へ向けられている。
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