認知症の人を地域で支える仕組み作りを学ぶ認知症フォーラムが5日に市歴史博物館で開かれ、約150人が来場した=写真。
超高齢化社会を迎えた今、横浜市の65歳以上の人口は約80万人(13年9月)となり、25年には約97万人まで膨れ上がる見込みだ。これに伴い、認知症者の数も右肩上がりに増加すると予測され、今後、街をあげて認知症者にも優しい街づくりが求められている。
同フォーラムは、専門家を交え、認知症者を地域で支える活動を行う実践者の話を聞く場に。第1部では、認知症介護研究・研修東京センターの永田久美子さんによる基調講演が開かれた。永田さんは認知症者にならないための心得として「今日1日を楽しく過ごすという気持ちの積み重ねが大切。自分でやりたいことを見つけてください」などと訴えたほか、さりげない地域での見守りの大切さについても話した。
第2部はシンポジウム形式で、利用者との交流活動を行った東山田小6年4組の児童とグループホーム朝日のあたる家の職員による発表、区内2カ所目の認知症カフェとして今年4月に立ち上げた「コツコツ」の赤澤礼子代表による取り組み事例が報告された。発表の中で赤澤代表は「身近な支えの輪が地域で広がったら嬉しい。今日のフォーラムが皆さんにとって最初の一歩を踏み出すきっかけになれば」と語った。
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