茅ケ崎公園自然生態園(茅ケ崎南1の4)で10月3日、同園管理運営委員会の「昔ながらの米作り体験」が行われ、約50人が参加した。
子どもたちや地域住民に自然と触れ合う楽しさを伝える同園。約10平方メートルの田んぼを使い、毎年5月から1年を通して米作りを体験できる取り組みを行っている。10月には稲穂が黄色く実り、昔ながらの収穫作業ができるとあり、定員の約2倍の応募があった。同園によると、今年は8月末から涼しくなり、日照時間が不足していたが、自然災害はほとんどなく、平年並みの出来だという。
当日は汗ばむほどの秋晴れの中、ぬかるんだ田んぼに参加者が足を突っ込み、鎌で稲刈り。泥だらけになりながら汗を流す姿が見られた=写真。子どもたちは水中に隠れたザリガニを捕まえるなどでにぎわう様子も見られた。刈り取った稲はまとめて縛り、「はざかけ」で天日干し。収穫された稲は11月に脱穀、もみすり、精米も行う。また12月にはもちつきで参加者に振る舞われる予定。
親子で参加した小島啓(ひらく)さん(43)は「家でも家庭菜園で野菜を育てているが、米の収穫は初めて。子どもにとっても貴重な経験になった」と話した。息子の颯(はやと)くん(小4)は「鎌ですぱすぱ切るのが楽しかった。もちつきで食べるのが楽しみ」と笑顔だった。
|
<PR>
都筑区版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|