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都筑区版 公開:2015年11月26日 エリアトップへ

(株)スリーハイ運営団体 「子育て応援団」奨励賞に 工業団地と子ども達結ぶ

文化

公開:2015年11月26日

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賞状を持つ松本さん(左)と蟹江さん
賞状を持つ松本さん(左)と蟹江さん

 優れた子育て支援を行う団体を表彰する「第9回よみうり子育て応援団大賞」(読売新聞社主催)の授賞式が11月1日、大阪市で行われ、東山田工業団地内を中心に活動する民間企業運営団体「つづきっず、はい!」が奨励賞を受賞した。工業団地の企業や学校、地域住民と連携した取り組みが評価された。

 「つづきっず、はい!」は工業用・産業用電気ヒーターの製造、販売を行う株式会社スリーハイ(男澤誠社長・従業員数15人)=本社・都筑区東山田=が社員総出で運営している団体。男澤社長の「地域に根付かなければ企業の存続はない」という思いから、2013年に「東山田工業団地防災マップづくり」を開始。これを皮切りに、東山田小や山田小の児童を対象とした、団地や工場内部を案内する「まち探検」や、地元中学生の「職場体験」などを通じ、企業と学校、住民をつなぐ役割を果たしている。

 ただ、当初は、大型機械がある工場内の見学は危険が伴うこともあり、賛同企業も少なかったという。「企画の趣旨が伝わらずもどかしさを覚えた」と松本英嗣さんは当時を振り返る。しかし、回数を重ねるごとに協力企業も増え、今年7月までに計7社が参加。今では毎年参加してくれる会社もある。松本さんは「半信半疑だったが、3年目にして取り組みが公に認められ『間違ってなかった』と実感した」と喜びを語った。

 また、社員の蟹江千里さんは、活動を行うために連携を取った東山田中学校区学校支援地域本部の地域コーディネーターでもあることから、主に学校側との橋渡し役を担った。「工場の端材も子どもにとっては宝物。身近な製品がどのように作られるのかを知ってもらい、自分の住む地域に誇りを持ってもらいたい」。初めて見る機械に目を輝かせる子どもの姿が印象的だという。

 今回受賞した奨励賞はユニークで将来性のある事業に贈られるもの。主催の事務局担当者は「子どもたちが住んでいる街を大切にする心を育んでいる点が受賞に至った」と評価した。

 先月行われたまち探検に協力した衣料品加工メーカー、(有)動夢計画の九鬼隼代表は「昨年に続き2回目の参加。普段は同業者しか立ち入らない工場内に子どもが見学に来ると、こちらも活気が出る」と企業にとっても意義のある取り組みのようだ。

 男澤社長は「世の中には沢山の仕事があって、それをリアルに見て体験できるのは東山田ならでは。地道に活動を継続してご家族皆さんで遊びに来てもらえるような地域にしたい」と話している。

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