平成27年度神奈川県警察慰霊祭「柔道・剣道大会」が11月13日、神奈川県警察学校(栄区桂町)で行われ、剣道の部・B組(全18チーム)で都筑警察署(新村晃一署長)が初優勝を果たした。
神奈川県では殉職した警察職員の功績を顕彰・追慕する招魂祭として毎年11月、県殉職警察職員慰霊祭を開催。同日には署員の強化を目的に、警察官になってから競技を始めた人が対象の柔道・剣道大会が行われている。
5年未満の若手集団
6人制で戦う中、都筑署は控えの2人を含め8人中7人が20代という若手で、ほとんどが剣道歴5年未満のメンバーだ。週3日を練習日としているが、公務優先で実際は月に1度活動できるかどうか。
指導に当たった折本交番勤務の福本健二監督(36)が「大会前の約2週間でどれだけ練習できるかが勝負だった」と話すように、本番前は足の裏の皮が剥けるほどひたすら竹刀を打ち込んだという。渡部大輔選手(刑事課・27)は「練習自体は厳しかったが、和気あいあいとした雰囲気の中、管轄や年の差関係なくアドバイスし合い本番に備えた」と振り返る。
決勝は「旭区」と対戦
抽選の結果、都筑署は試合数が1戦多かった。「それが功を奏し、緊張で固まった体をほぐすことができた」と渡部さん。先鋒、次鋒で流れを作り、1回戦から準決勝まで安定した試合運びで勝ち進んだ。
優勝を争う相手は「旭区」。先鋒で出場した渡邊翔太選手(地域課・24)は3年前の港北署時代に同大会で準優勝した時のメンバー。優勝を目前に逃した経験から「ここまで来たら勝つしかない」と勝利を収めた。次鋒で引き分けるも、続く中堅と三将で勝利し、都筑署初の優勝を遂げた。
都筑署は2000年の開所以来7回目の出場。昨年は3位の成績を収めた。新村署長は「元気のある若手選手を中心によく頑張った。優勝の流れに乗って、公務にもより一層励んでもらいたい」と初優勝の喜びを語った。
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