「はやぶちフェスティバル」を初開催した早渕中PTA会長の 池 雅子さん 仲町台在住
縁の下の「スーパー主婦」
○…初開催のイベントに来場者は1000人を超えた。予想以上の人手に「量が足りなかったけど、出店では『美味しい』と地域の方が声をかけてくれて嬉しかった」と、ほほ笑む顔には充実感が溢れる。早渕中学校区の小学校などと連携し、PTA役員らと奔走した。開校5年、新設校での企画に「一歩を踏み出すのは大変だけど、自分たちのアイデアが生かされる。新しいものを考える楽しさがあった」。フェス終了の3日後には反省会を開催し、来年の事前準備に余念がない。「やりかけた以上は続いてほしい」。発起人は前を見据える。
○…滋賀県出身。仲町台に移り住み11年目。関西出張の多い夫を気遣い「(新幹線に乗る)新横浜に近い都筑区に決めた」。息子が折本小時代、「PTA副会長」に名前が上がった。「頼み込まれると断れない性格」。直ぐ引退するつもりだったが、その後も会長、卒業記念準備会の実行委員長など5年間、PTAに骨を埋めた。3カ月間、頑なに断り続けていたが、早渕中でも会長に。「断れない自分が弱いんです」と静かに語る「いいひと」だ。
○…中学、高校と育ちざかりの息子二人のため早朝5時から手作り弁当を仕込む。週6日程、午前6時30から小売店舗でパート勤務する「スーパー主婦」。寝不足との戦いに「つらいこともある」。しかし「大人になってからの人生では(社会から)頼られることは少ない。少しでも必要とされているのかな」。社会のため、子どもためが活動の原動力になっている。
○…会合や地域のイベントで自宅に居ないことも多く家事、育児を夫と二人三脚で歩んできた。そんな夫も折本小親父の会OBとして「はやぶちフェス」の出店を担当。「PTA活動が終わったら、ゆっくり出かけたい」。主婦、会長、仕事と休みはほぼないが、「私、手相にストレス線がないんです」と明るく笑い飛ばす。「縁の下でいい」。地域のために、今後も尽力していく。
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