ノロウイルス区内患者数 市平均の約2倍で推移 12月で激増、警報レベルに
冬季に流行するノロウイルスなどの感染が原因となる感染性胃腸炎。12月に入り、横浜市内でも感染性胃腸炎の患者が急増している。
1月7日に発表された横浜市感染症臨時情報の11月30日(第49週)から12月27日(第52週)まで、4週間分の合計数値をみると市全域、約90カ所の定点医療機関の患者数は5116人で、1定点あたり14・37人で推移。都筑区の患者数は534人で定点あたりの平均人数は市平均の約2倍、26・70人となっている。この期間の患者数は、鶴見区の575人に次いで2番目に多い状況だ。
都筑区では12月に入り1定点あたり20人を超す「警報レベル」に達し、4週連続で患者数は増加傾向にある。12月14日〜20日(第51週)は30・40人となり市内全18区を見渡してみても高水準の数値となっている。
この状況について、市衛生研究所は「すべての医療機関から報告を受けているわけではないので都筑区の患者数が多い原因は分からない」とした上で「市全体で見れば、そこまで流行しているレベルにはない」と分析結果を話す。しかし、川崎市で発見された、ノロウイルス遺伝子型の変異株「GII・17」も市内で検出されており「手洗いやうがいなど、十分な予防が大切」としている。
都筑区福祉保健課は広報や区のホームページでノロウイルスの予防などについて注意喚起を促している。区福祉保健課は「引き続き注意してほしい」と話す。
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