畑澤健一区長(中央)と記念撮影に応じる受賞者ら=都筑区役所提供
世界、全国規模の大会やコンクールで優秀な成績を収めた、都筑区ゆかりの人物を表彰する「都筑スポーツ・文化賞」の表彰式が6日、都筑区新年賀詞交換会の会場内で行われた。今年度から文化賞が新たに追加され、個人13人、6団体が受賞した。
都筑区は1999年度から、「都筑スポーツ賞」を創設。スポーツ分野で全国規模以上の大会上位入賞などの活躍をした区にゆかりある人や団体などを毎年表彰していた。今年度からは文化分野での活躍も表彰されるようになり、今回は2人が受賞した。
都筑区地域振興課の担当者によると、文化分野にも賞をあげてはどうかとの区民の声があったという。「文化と一言で言ってもかなり幅が広い。これまでも線引きをどこでするかという議論があり、対象を広げてこなかった」と同担当者は話す。「区民の声があるなら、まずはやってみようと、他区の例などを参考に、今年から実施することにした」と、文化賞が加わった経緯を語る。
昨年1月に皇居・宮殿で行われた「歌会始の儀」に歌が入選したことで、今回の賞に選出された、古川文良さん(47)は「賞をいただけてびっくりしています。賀詞交換会の場で表彰されるのは、地元の皆さんに祝福されているようで、うれしいですね。良い思い出ができました」と笑顔で話す。文化分野からは古川さんの他にも、第5回新聞コンクール高校生部門最優秀賞の吉冨綾華さん(川和高2年)が受賞した。
スポーツ分野からは、昨年の全国中学校剣道大会、女子団体で優勝したことが評価された都田中学校女子剣道部や、第9回世界ユース陸上選手権・棒高跳で6位入賞した江島雅紀さん(荏田高2年)ら11人と6団体が受賞した。都田中女子剣道部の櫻井陽奈子主将(3年)は「大きな会場でたくさんの人に祝福してもらえてありがたいです。試合よりこっちの方が緊張する」と苦笑い。
「都筑区から全国や世界で活躍している人をこの機会にみなさんに知ってもらって、応援してほしい。受賞されたご本人の励みになり、さらに活躍してもらえたら」と区の担当者は話していた。