(株)クラレが主催する、使用済みランドセルをアフガニスタンへ送る社会貢献活動「ランドセルは海を越えて」の準備ボランティアが2日、横浜貿易倉庫港北営業所(池辺町)で開催され、出荷に向けての箱詰めを行った。
同社が製造する人工皮革「クラリーノ」は世界1位のシェアを誇り、主にランドセルなどの素材として使用されている。「子どもが使わなくなったランドセルを役立てられないか」と同社に寄せられた声をきっかけに、04年から使用済みのランドセルを募集、アフガニスタンへ寄付を開始。出荷の利便性や作業場所の確保などの理由から、毎年同倉庫を借りて箱詰めを行っている。
13回目の今回は約8000個のランドセルが寄せられた。同社の社員やその家族など約190人がボランティアに駆け付け、使用できる状態かどうか一つひとつ検品。その後、同じく寄付で集まったノートやペンなどの文房具をランドセルの中に入れて梱包した。参加者は「箱詰めは意外と大変」「大切に使ってもらえたらいいな」と話しながら作業にあたっていた。
これまでに10万個寄付
現地への輸送、配布は02年からアフガニスタンの復興支援活動を行う公益財団法人ジョイセフが担う。これまでに約10万個のランドセルを届けてきた。また、文房具だけでなく校舎や勉強机も不足している環境では、丈夫なランドセルは机代わりとしても役立てられているという。
この日梱包された物資は5月初旬に日本を出港し、パキスタンを経由して秋ごろにナンガハール州の子どもたちに手渡される予定。
都筑区版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
のすぽで助産師に相談3月28日 |
|