区内の魅力ある店舗を利用してもらおうと、都筑区商店街連合会(栗林一夫会長)と都筑区役所(畑澤健一区長)が協力し、今月から商店街活性化事業を始動させた。参加店舗の中から、3カ所を利用して応募するとプレゼントが当たる企画。来年4月まで実施される。
区内には区商連加盟の9商店会・332店舗があるが、昔ながらのアーケード商店街ではないため、点在している商店を地域住民にどう利用してもらうかが課題となっていた。
区役所地域振興課の担当者は「それぞれは活動的で個性ある店舗。お店の歴史や人もPRしようと考えた」という。そこで、商店と消費者のつながりを深めたいとの思いで文通をテーマにした企画「商店街からのラブレター〜こころかよう街の中〜」を立ち上げた。
この企画は参加店舗の店主やおすすめ商品を紹介するメッセージを区役所のHP(ホームページ)に掲載。これを見た消費者に3店舗を回った上で、利用したお気に入りの1店宛にメッセージを書いて応募してもらうというスタンプラリー企画だ。応募者には抽選でプロサッカーチームの横浜F・マリノスグッズや各商店が用意した特別ギフトが当たる。専用はがきは区役所と同所HPで入手可能で、各商店でも配布予定。
現在は52店舗が参加しており、その一つである中川のパン屋・June berry(中川駅前商業地区振興会)は特別ギフトにクッキーを提供。桑原和美販売チーフは「面白い企画。中川駅をあまり利用しない人も足を運んでくだされば」と期待を込める。
荏田南在住の澁谷美雪さん(46)、佐野亜香さん(52)は「地元で買い物することがほとんど。この企画は利用したことがないお店を知るきっかけになるのでは」と興味を示した。
栗林会長は「これを皮切りに次々と新しいことをやっていきたい」と話した。
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