今年25周年を迎える横浜ロックサークルの代表を務める 岡本 征士さん 見花山在住 66歳
誇れる故郷、音楽で
○…音楽で地域を盛り上げようと前身の団体から活動を続けて25年。今週末のポップフェスや11月の25周年記念企画などの準備にも例年以上に気合が入る。「テーマは『感謝をこめて』。節目を迎えられた感謝の気持ちで地域と一体になれたら」と力強く話す。
〇…アマチュアバンドを中心とする約90人のメンバーとともに、年4回のコンサートの企画・運営や地域イベントに出演している。最近は裏方に徹することも増えてきたが、ステージでは自身が所属するグループ「YRCオールスターズ」のボーカルとしてライトを浴びる。サークルのモットーは「音楽を通じた地域や世代間の交流」。誰もが知っている曲を演奏したり、徹底した音量管理で老若男女が楽しめるよう配慮する。また、更生保護協会と協力した企画、学生への演奏の場提供など、社会福祉や若者の健全育成の側面からも地域貢献を目指している。
〇…滋賀県大津市出身。「比較的大人しかった。昔はね」と幼い頃を振り返る。そんな少年が音楽に目覚めたのは大学時代。世間のフォークソングブームに乗ってギターの弾き語りを始め、友人と組んでラジオ番組に出たこともある腕前だ。リース会社に就職後は仕事一本。休みなく働く毎日で、音楽からは離れていた。転勤で都筑区成立前の2003年にこの地へ。開発中で地域行事がないこのまちを「子どもが誇れる故郷にしたい」と思ったことを機に音楽を再開した。「音楽は何でもない人が主役になれる。ステージの父や祖父を見て格好いいと思ってもらえたらいい」。活動開始当時の子どもは皆成人を迎えた。「故郷と言えるまちになったかな」と目を細める。
〇…「音楽は安らぎ。心が豊かになる」。中でもベン・E・キングのスタンド・バイ・ミーがお気に入りだ。落ち着いたら妻と史跡や温泉巡りをしたいと話しながらも「活動は30年、40年と続けていくよ」と情熱を燃やし続ける。
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