南山田の大善寺(石川和弘住職)で16日、自家栽培している甘茶摘みが行われた=写真。
毎年、7月中旬頃の恒例行事で、世話人を中心とした「甘茶の会」メンバーが茶葉を採取している。甘茶は釈迦の生誕を祝う花まつりで使用される。自家栽培した甘茶を花まつりで使っているのは、区内でも珍しいという。
当日は約20人が参加し、作業に汗を流した。摘んだ茶葉を水洗いし、ビニールシートに広げ、夕方まで天日干しを行った。翌日から4日間、水分を含ませた茶葉を揉み、そして干すという作業を続けた。この作業を繰り返すことで、茶葉の甘みが一層引き立ち、独特の香りを放つようになる。過去には浄土宗の総本山である知恩院(京都府)や大本山の金戒光明寺(同)に奉献し、喜ばれたこともあるそうだ。
石川住職は参加者への感謝を示したうえで「来春の花まつりまで、お茶箱でしっかり保存して皆さまに美味しい甘茶を味わってもらいたい」と話した。
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