横浜都筑ロータリークラブの23代目会長を務める 有馬 啓さん 西区在住 47歳
心に燃やす「挑戦者魂」
○…区内を拠点とする奉仕団体の会長に就任。講演会の開催や区民まつりの出店、東京横浜独逸学園の児童を対象にしたもちつき体験会など、地域・国際交流を中心に行っている。会員36人の中で40代は若手に数えられるが、加入17年目とその経験は長い。抜擢された大役に、「知らせを受けた時は驚いたが、やるからにはいい奉仕をしていきたい」と力を込める。
〇…約20年前、港北区のクリニックで院長を務めていた父が脳梗塞で倒れ、急遽跡を継いだ。若くしての院長就任や、勤務していた大学病院との違いに葛藤もあった。しかし、地の利を活かした診察や一家そろって通える場所の必要性を感じ、次第に「地域医療だからこそできることがある」と気づいていった。同クラブに加入したのも人との交流を大切にしたいという思いからだ。会長就任後、「医療を活かした奉仕を」と早速パラオでの歯科医療活動に物資提供、スタッフ派遣を行った。この支援はクラブとしては初の試み。「例年通りでいいとは思っていない。新しい視点も取り入れていけたらいい」
〇…小中高大とボールを追いかけてきたサッカー少年。聖マリアンナ医科大学在学時にサッカー部のキャプテンを担うと、医学部の東日本大会で一回戦敗退が常だったチームを全国準優勝に導いた。メンバー全員で試合前に審判団へ挨拶をすることなどから始め、格上の相手に勝つ術を模索。技術や体力で劣っていても気持ちでは負けないという意思が勝利につながった。「挑戦するのが好きなんだ。困難に『どうしたら乗り越えられるか』をいつも考えている」。かつてサッカーに燃やした挑戦者魂を現在は社会奉仕と医療に傾ける。
〇…ギターやゴルフ、ドライブなど趣味は多彩。スポーツマンの面影は健在で、週3日は自宅から職場まで走って通勤するという。溢れるバイタリティーを糧に、地域に根差した活動を続けていく。
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