県立荏田高校(木谷葉太郎校長)とサレジオ学院高校(鳥越政晴校長)の吹奏楽部が10日、栃木県で行われる第22回東関東吹奏楽コンクールに神奈川県代表として出場する。
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8月に行われた吹奏楽コンクール神奈川県大会の高校B部門(30人以内の小編成)で金賞を獲得し、東関東大会行きの切符を手にした2校。東関東は神奈川、千葉、栃木、茨城の4県の代表35校のうち、3校が東日本大会の出場権を獲得する。木管・金管、打楽器を使用した30人以内の編成で、7分間の自由曲を演奏。
目指すは「東日本」
2年ぶりの東関東大会となる荏田高校は3年12人、2年23人、1年25人の計60人の部員が所属する大所帯。これまでの最高は一昨年前、東日本大会「銀賞」の吹奏楽強豪校だ。ジェームズ・バーンズ作曲の「祈りとトッカータ」を演奏する。音楽教諭で顧問の安里菜さん(29)は「重厚感のある出だしで、途中にはテクニカルな部分もある。音の重なりが聞かせどころ」と曲目について説明する。
先月の盆明けから休みなしでコンクールの練習に励む部員。サンピアンかわさきのホール練習時には、午前9時から午後9時まで全体練習を行っている。三浦春郁(はるか)部長(3年)は「昨年は東関東に出場できずに悔しかった。演奏できないメンバーのためにも東日本の舞台に立ちたい」と話す。
初めて尽くし
コンクールに出場し始め約10年。「金賞」を目指し、日々努力を続けてきた部員は約40人。中高一貫校のため吹奏楽部には中学生部員も所属している。7月の横浜吹奏楽コンクールで初の金賞に輝き、先月の県大会でも2回目の金賞を獲得。初出場となる東関東大会は高校2年11人、1年8人、中学生11人で挑む。
フィリップ・スパーク作曲の「ウィークエンド・イン・ニューヨーク」を演奏。曲について、顧問の江刺宏恭教諭(44)は「ジャズ的な要素もあり、コンクールでは珍しい選曲です」と話す。大会を前に唐木田耕大部長(2年)は「自分たちの演奏をしたい」と語った。
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