17年度自主企画事業「個性ある区づくり推進費」予算案がこのほど明らかになった。予算総額は1億258万2千円(前年比43万9千円減)。5施策のまちづくりを掲げ、「緑化」「子育て」など7つの重点事業を中心に全28事業を進める。
今月25日、第33回全国都市緑化よこはまフェアが開幕する。これを契機に緑化を推進しようと、区は重点項目の一つである「つづき水と緑の魅力アップ推進事業」に277万円(同比117万5千円増)を計上。花でまちを彩る「都筑区花いっぱい運動」をさらに展開するほか、緑地の保全や農地の活用を進めていく。
そのほか、3年後の東京五輪・パラリンピックでは横浜国際プール(北山田)が英国代表チームの事前キャンプ地となるため区は「未来につなぐオリンピック・パラリンピック事業」を拡充し、重点事業に盛り込んで70万円(同比30万円増)を計上。英国の文化交流などに力を入れ、大規模なイベントを追い風に地域のにぎわいを創出していく狙いだ。
高齢者支援も継続
都筑区は15歳未満の年少人口割合が市内18区で最も高い16・4%(17年1月1日現在・横浜市統計ポータルサイトより)。一方で65歳以上の高齢者人口も増加傾向にあることから、子育てや高齢者支援事業などに継続して取り組む。
945万9千円(同比75万1千円増)を割り当てる「地域の子育て力アップ事業」では、新たな試みとして子育て情報を集約し、ウェブサイトなどで発信する「つづき育なび.net」の開発・運用に着手。乳幼児健診やイベントスケジュールなどの情報を効率よく収集することが可能になる。
また、「シニア☆スター活躍応援事業」には193万8千円(同比79万1千円増)を計上する。介護・認知症予防の知識を持つ人材育成及び活動の場拡大のための支援を、今年度以上に強化していく。そのほか、健康づくり支援、区内の中小製造業や農家のPR、災害時の自助・共助を推進する各事業にも重点的に取り組んでいく方針だ。
予算案内で最高額の1252万3千円(同比84万8千円減)を割り当てるのは「広報・広聴事業」。来年度は転入者向けガイドブックの内容見直しにも乗り出す。
市から18区に割り当てられる自主企画事業予算は、各区が独自に使用できる。予算案は現在開会中の市会定例会で審議され、24日に議決される見通し。
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