都筑産小麦と野菜を使った商品化プロジェクトのリーダーを務める 中(なか) 聡美さん 荏田東在住 53歳
溢れる好奇心で日々前進
〇…農業が盛んな区の特徴を生かし、地元産の小麦や野菜、果物を使用した「都筑の名物」を開発するプロジェクトを取りまとめる。「子どもから大人まで安心して食べられるものを作りたい」。キックオフイベントには地元パン屋や小学校教諭など約20人が参加。メンバー同士熱い思いを確かめ合った。商品の発表は来年2月を予定。「代表作を生み出したい」と意気込む。
○…普段は、ハウスクエア横浜内にある「シェアリーカフェ」で店長を務める。「地元農家の力になりたい」と区内で採れた新鮮な小松菜やブルーベリーなどを仕入れ、スムージーやパウンドケーキにして来店者に提供するなど、地産地消を推進している。実は、北海道札幌市で生まれ、自然豊かな地で育った。「採れたてのトウモロコシのおいしさは、今でも忘れられない。昔から、土いじりや食べることが好きだった」と食への原点を語る。「食を通して、たくさんの方々と分け隔てなく交流していきたい」
○…小学校の頃は科学クラブに所属し、中学に入ると演劇部、高校では建築に興味を持ちインテリア雑誌を読みあさるなど、好奇心旺盛な少女時代を過ごした。区内に住み始めたのは20年前。「景色がきれいで活躍している人も多く、もっとまちを知りたい」と都筑の魅力に惹かれた。興味は尽きず、区が募集していた都筑区を取材する企画に応募。住民との会話の中で、子育てやゴミ問題などまちの課題が浮き彫りになった。「少しでも問題を解決したい」と現在は、環境に優しいまちづくりなどがテーマのNPO団体メンバーとしても、忙しい日々を送る。
○…趣味はアレンジメントフラワー作り。娘と作業していくうちにのめり込み、今では自宅で教室を開催するほどの腕前となった。「人と一緒に作業することが好き。1人ではできないような大きな目標も、みんなと一緒なら叶えられる」。都筑名物の開発もメンバーと一緒に乗り越えていく。
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