北山田を拠点とするNPO法人アーモンドコミュニティネットワーク(水谷裕子理事長)は今月16日から「アーモンド・凸凹コミュニティアート・プロジェクト2017」を開催している。12月上旬にかけて関連イベントを区内や緑区などで行う予定だ。
同法人は不登校や引きこもりなどの問題を抱える青少年や家族を対象に、カウンセリングや学習支援を行っており、活動の一環として昨年、芸術活動を通じて様々な人と交流し、自己表現をする同プロジェクトを初開催した。2回目の開催となる今回は「横浜北部の民話」がテーマ。水谷理事長は「港北ニュータウンは転入者が多いため子どももその家族も地域を知らないことが多い。民話で地元を知り、地域でのアイデンティティを持つことができるのでは」と話し、子どもや家族の孤立対策になればと期待を込める。
プロジェクトの中心を担うのはイタリアで活躍するアーティスト・牧田あゆみさん。南山田地域で現在も伝わっている「虫送り」、谷本川周辺の説話「河童の詫び状」など計18の民話をイラストに描き起こし様々な企画を展開する。
横浜市歴史博物館では9月30日(土)、子どもと共同制作したアニメーションの上映と立体本を作るワークショップを行うほか、10月1日(日)には民話の影絵劇と読み聞かせも開催。
それ以外にも民話をテーマにした講演会やイラストの展示会などを各地で実施する。牧田さんは「アートや福祉が融合した企画です。ぜひお越しください」と話す。会場や内容、予約などの詳細は同法人HP【URL】https://almondcommunitynetwork.com/へ。
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