都筑区、青葉区を中心に各地でボランティア公演を行っている腹話術師・キャサリン野村さん(青葉区在住)が9月16日、鶴見区の敬老会に出演し、1000回公演を達成した。キャサリンさんは「簡単に届く数字ではない」と感慨深そうに話し、「また気を引き締めていきたい」と思いを新たにした。
約15年前、いっこく堂に憧れて始めた腹話術。教室に通い始めて1年が経った頃、知人の紹介で都筑区民活動センターのボランティア制度に登録した。同センターの職員に演技内容を見てもらおうと、区役所の一画で披露したのが初舞台だった。約15人の観客からは拍手が湧き起こり、「みんな『上手!』って言ってくれました」と振り返る。以降は市内各地の幼稚園や小学校、老人会など様々な場所で公演し、腹話術の魅力を伝えてきた。
「お客さんを笑顔に」
主にやんちゃなケンタくん、おしとやかなサクラちゃんの2体を同時に操り、3人の掛け合いで笑いを誘うのがキャサリンさん流。以前は台本通りに演じるので精一杯だったが、今では離席する観客に「行ってらっしゃい」「待ってるじぇー」とケンタくんがアドリブで話すことも。観客を交えて掛け合いをすると一層盛り上がるのだそう。「どっと笑いが起こると嬉しい。人前で演じるのが大好きなんです」と笑顔を見せる。
近ごろは地元警察署と協力し、交通マナーを啓発する講演会などへの出演依頼もあり、年々活動の幅を拡大。「呼んでもらえる所にはどこでも行きたい。お客さんを全力で笑顔にしたいです」。これまで以上に腹話術へ情熱を傾ける。
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