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真宗大谷派 真照寺 人に、地域に愛され450年 11月3日(文化の日)は報恩講
大熊川にかかる橋を渡り、坂道を進むと趣きある山門が出迎える。昔ながらの豊かな自然の中に佇むのは、真宗大谷派真照寺(雲井耀一住職・折本町)だ。1563(永禄6)年の創建から約450年。人々の交流の場として親しまれる同寺の魅力を取材した。
真照寺の本尊は阿弥陀如来。境内を彩るのは樹齢100年を超える百日紅(さるすべり)、鮮やかな花を咲かせる彼岸花や金木犀(きんもくせい)。年間通じて様々な植物が四季の移り変りを教えてくれる。
情緒あふれる景観に惹かれ、阪神タイガースの『六甲おろし』の作詞家である佐藤惣之助や、近現代的叙情性の高い俳人として知られる大野林火など、多数の文化人が同寺を訪れた。
また「地域の社交場であった寺に立ち返る」との思いで、一昨年から境内でジャズライブを開催。今年5月はジャズシンガー・須田宏美さんが本堂に澄んだ歌声を響かせ、足を運んだ地域住民に感動を与えた。どの時代も人に、地域に愛される場として根付いている。
報恩講
浄土真宗では、宗祖である親鸞聖人の遺した教えを偲ぶ集いを「報恩講」という。真照寺は誰でも参詣できる催しとして例年11月3日(祝)に行い、毎年約150人が足を運ぶ。例年の法話に代えて、今年は落語家・三遊亭右左喜(うさぎ)さんが新作落語「親鸞聖人一代記」を口演する。雲井住職は「年に一度の大切な行事。多くの方に来ていただき、お話を通して仏教に親しんでいただければ」と話す。
「仏具磨き」参加者募集
報恩講に備え、仏具の手入れを行うボランティアを募集している。実施日時は10月31日(火)14時半〜。どなたでも参加可。希望者は当日直接真照寺へ。
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