神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
都筑区版 公開:2017年11月23日 エリアトップへ

「横浜北部おもちゃドクターの会」代表の 澤田 和彦さん 青葉区在住 71歳

公開:2017年11月23日

  • LINE
  • hatena

子どもの笑顔が原動力

 ○…モーターが止まった鉄道模型、動かなくなったロボットや音が鳴らない人形。そんな壊れたおもちゃを子どもの目の前で修理する「おもちゃのびょういん」を、区内の地区センターなどで月1度「開院」する。地元有志ら約12人で行うこの地域貢献活動に、先月末は40件以上の持ち込みがあった。「おもちゃを大切にしてもらうきっかけになる。良い体験をさせてもらっているね」と微笑む。

 〇…知人の紹介で、約20年前におもちゃドクターを始めた。工学の知識や修理の腕よりも大切なのがコミュニケーション力だという。「おもちゃの扱い方から原因がわかることがある。『傾聴』が何より重要」。また、理化学に興味を持ってもらおうと修理中は「開けるね」「中を見てみるよ」と話しかけ、子どもの興味を誘う工夫も。約15年前、音が出なくなったキーボードを持ってきた少年にも同様に接し、落ち込んだ表情がみるみる明るくなったことが忘れられない。「直った瞬間、ウワーって感動した顔をした。あの純粋無垢の子どもの笑顔が一番の喜び」

 〇…生まれは熊本県熊本市。今ほどおもちゃが多くなかった当時は自作の竹馬や竹鉄砲で遊んでいたといい、工作はこの頃から好きだった。次第にラジオなどを手作りするようになり、石油化学系の企業に就職してからも趣味は継続。青葉区に住まいを移した定年退職直前まで転勤・海外出向などで飛び回る毎日だったが、モノづくりに没頭するのが憩いの時間だった。今も手作りのアンプで音楽を聴きながら、赤外線で操作できる飛行機を作るのが楽しみ。「当時も今も手を動かすのが心の支え」。おもちゃドクターの活動は自分自身の励みにもなっている。

 〇…孫もおもちゃで遊ぶ年頃になり、「来院」する子どもたちと自然と重なる。「直せないものがあると悔しい。勉強会や部品の補充にもっと力を入れて、おもちゃを持ってくる人がいるうちは活動を続けたい」

都筑区版の人物風土記最新6

百崎 佑さん

4月27日のYOKOHAMA COFFEE MARCHEを主催する

百崎 佑さん

中川在住 25歳

4月25日

鹽野 佐和子さん

4月21日に能登応援イベントを行うTHE RABBITS’ BASE代表の

鹽野 佐和子さん

都筑区在勤 60歳

4月18日

岡本 景虎さん

レスリングアジア選手権に日本代表として出場する

岡本 景虎さん

池辺町在勤 23歳

4月11日

下山 幸男さん

都筑警察署第19代署長に就任した

下山 幸男さん

都筑区在勤 57歳

4月4日

山崎 佳之さん

えだきん商店会の桜のライトアップを手掛けた

山崎 佳之さん

荏田東在住 45歳

3月28日

岩佐 眞美さん

第2回「横浜中欧フェス」の実行委員長を務める

岩佐 眞美さん

都筑区在勤 60歳

3月21日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 3月28日0:00更新

  • 2月22日0:00更新

  • 2月1日0:00更新

都筑区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

ハープで名曲奏でる

みなとみらいホール

ハープで名曲奏でる

4月27日にコンサート

4月27日~4月27日

都筑区版のイベント一覧へ

コラム一覧へ

都筑区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月26日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook