NPO法人つづき区民交流協会が運営する鴨池公園こどもログハウスに1月13日、区内在住でけん玉プロプレーヤーの吉田勇太さん(33)が訪れ、児童ら約70人に腕前を披露した。
国内強豪チームの1つである「湘南けん玉部」のエースとして活躍する吉田さん。25歳の時から本格的にけん玉を始めて、現在では台湾のけん玉ブランド「Yumu Kendama」がスポンサーとなり、世界大会の決勝に進むほどの実力者だ。日本各地の幼稚園や商業施設、地域の祭り、また自身が児童相談所の児童福祉司であることから関係施設などでショーやワークショップを定期的に実施している。
今回の催しは、近隣の子どもが集まってけん玉を教え合いながら交流を深める目的で開催され、普及に努める吉田さんも招かれた。
「続けることが大切」
当日は、吉田さんが大きなけん玉を使い、目にも止まらぬ速さでアクロバティックな技を次々に披露。玉穴に小指を入れる技や糸がないけん玉を太ももでリフティングをする技などを見た子どもたちは歓声を上げ、大きな拍手が起こった。
その後、行われたワークショップでは、子どもたちに持ち方や膝を上手く使って皿に玉をのせるコツなどを指導し、児童らが悪戦苦闘しながらけん玉に挑戦する姿が見られた=右写真。
今回の体験を通じて児童らは「難しい技が成功した時は気持ちがいい」「これからも続けてもっと上手になりたい」などと笑顔で感想を話した。
吉田さんは「けん玉は場所を選ばず誰でも簡単に楽しめるし、達成感がある。個人競技だが、集団で行うことでコミュニケーションのツールとしても使える。好きなことをやり続けることが大切」と魅力を語った。
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