神奈川県ハンドボール選手権大会中学生の部女子決勝がこのほど、相模原北総合体育館で行われ、中川西中学校ハンドボール部女子が優勝を果たした。同大会で表彰台へ上ったのは2016年の大会以来、2年ぶり。
ハンドボールは、40m×20mのコートで行われる球技。ゴールキーパー含め1チーム7人ずつコートに入り、互いのゴールにボールを入れあい、前後半の合計得点を競う。
昨年の同大会は初戦敗退に終わり、涙をのんだ同部。部長の坂上弥真(みなお)さん(2年)は「先輩方が悔しがる姿を見て、来年は必ず私たちが仇を打つと強い気持ちで大会に臨んだ」と振り返る。
今大会には、県内31校が出場。坂上部長のフェイントシュートや千田みなみさん(2年)のロングシュート、澤島瑠衣さん(2年)の身体能力を生かした豪快なシュートなど、攻撃力を武器に順調に駒を進めていった。
準決勝の相手は昨年の新人戦で県準優勝の強豪チーム相原中(相模原市)。前半は相手の速攻にうまく対応できず5―6と1点リードされたが、後半は味方同士で声を掛け合い、早いパス回しでゴールを重ね11―9で競り勝った。
迎えた決勝の向丘中(川崎市)戦では前半から猛攻を仕掛けて逃げ切り、15―10で、県を制覇した。
個人がチームのために
部員たちはこの大会に向け、冬休み前から男子との合同練習や走り込みで運動量を増やすための体力作りをするなど、毎日、地道な練習メニューに励んできた。
2年前から同部を率いる鈴木愛教諭は、横浜南陵高校(港南区)時代にインターハイ・国体に出場した経験を持つ実力者で「苦しい場面もあったが、よく乗り越えた。一人ひとりがチームのためにプレーするという気持ちを持ち、これからも力を付けていってほしい」と話した。坂上部長は「仲間でフォローしあって得点に繋げられるよう、もっと絆を深めていきたい」と今後の目標を語った。
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