団員募集の一助になればと都筑消防団広報委員会(角田隆雄委員長)は、団の活動などをまとめた広報誌「DANDAN」を発行している。2016年から年1回のペースで作成しており、このほどで第3号が完成した。
地域防災を担う消防団の日ごろの活動を区民らに知ってもらうことなどを目的に発行する広報誌。毎号テーマを設定し、第1号は区内に5つある各分団の活動、第2号は新入団員紹介、今号では団の活動と仕事・家庭の両立にスポットをあて、団員10人のコメントを写真付きで掲載している。
発行後、都筑消防団の団員数の推移は16年が396人、翌17年が400人、今年18年が404人。徐々に増加しているものの、区内の定員440人にはまだ達していない。市が設けた消防団員70歳定年制により、高齢になり退団する人が多いことが定員を割る要因の1つ。広報誌以外にも区内のイベントでブースを出し、地域住民に対し地道に団員募集活動を展開している。
団本部に組織されている広報委員は各分団から1人ずつ選出され現在、角田委員長含む6人。1人1台カメラが支給され、約1年掛けて取材を行い完成させた。今後、町内会の回覧板や区内の祭りなどで配布される予定だ。
高橋正雄副委員長は「消防団はまちの方から『ありがとう』と言われることも多く、やりがいがある。広報誌を多くの方が手にし、入団する人が増えてもらえれば」と力を込める。
女性団員も活躍中
日中、家にいることが多い主婦なども積極的に採用している同団。現在は43人の女性が在籍している。団員の1人である種村京子さんは「女性同士が交流する場もあり刺激になる。救命措置も学べ、いざという時に役立つ知識も得られる」と魅力を語る。自身の娘も入団しているという。
角田委員長は「女性や若い方でも、地元を守りたいという気持ちさえあれば入団できます。私たちと一緒に活動をしませんか」と地域に呼び掛けている。
広報誌に関する問い合わせは、都筑消防署庶務課消防団係【電話】945・0119。
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