横浜市のブランド梨「浜なし」が3月下旬頃から白い花を咲かせ、区内の果樹園農家が授粉作業を行った。
折本園(折本町1523)の新井知剛さん(35)も、3月30日から4月5日にかけて授粉を実施した。以前は野菜を生産していた同園。父から園を引き継いだ新井さんが8年前に果樹園に切り替えた。ぶどうや柿をメインで手掛ける同園では、梨の生産は今年で2年目。3年かけて木を育て、昨年ようやく実がなった。今年3月の気温が高く予想より開花が早まり、近隣農家の間でも3月に花が咲くことはまれだという。今月末からは花の真ん中にある雌しべが膨らみ始め、形の悪い実を摘む作業を行う予定。
新井さんは「手間暇かけて作った梨を地域の方に『おいしい』と食べてもらえた時にやりがいを感じる。昨年よりも大玉を狙いたい」と意気込む。
同園では「幸水」と「豊水」の2品種を生産。今年は8月上旬から9月中旬頃に旬を迎える予定で、直売所で浜なしを購入できる。
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