横浜都筑ロータリークラブの25代目会長を務める 松澤 成佳さん 荏田東在住 52歳
始めたことはコツコツと
○…異業種の経営者らが集い、奉仕活動を行う団体の会長に、このほど就任した。ロータリーに所属し18年。区民まつりへの出店や東京横浜独逸学園の児童を対象にした餅つき体験など、地域活動に尽力してきた。クラブは来年25周年。「節目の年を気持ちよく迎えられるよう、先代から続く活動を守り、つないでいきたい」と意気込む。
○…生まれも育ちも都筑区。辺り一面が田んぼで、タヌキが家の庭を行き来する時代から、まちの変化を見てきた。「都筑は変わったが、まだまだ面白い発見が多くある」。土木関係の会社を営み、懸命に働く父の姿を見ていた幼少の頃から、将来は家業を引き継ぐと決めていた。大学で土木工学を学び、道路を開発する会社に入社。羽田空港滑走路下のトンネルや、東京湾横断道路の事業に携わった。父親が他界した4年前、実家の家業を継いだ。「建物も人も基礎が大切。小さなことを着実に続けた結果が大きなものになること学んだ」。自分の決めた道をコツコツ歩んできた。
○…祖父の勧めでロータリーに加入。「何をしているかも知らなかった。半分騙されて入ったもの」と笑うが、辞めようと思ったことは1度もなかった。「長年つき合ってる仲間がいるからね。会うだけで生活の息抜きになるよ」。加入後は、親睦委員として精力的に活動。「表に出るのは苦手。区民まつりでは出汁巻卵の卵をひたすら割ってた」という、縁の下の力持ちが、チームをまとめる。
○…毎日、書店に通い、月に40冊以上の本を購入するという筋金入りの読書家。中学の通学時間が暇で本を読み始めてからもう40年。「最近は、時代小説を繰り返し読んでいる。もうやめられないね」。始めたことは細く長く。これまでの経験を糧にクラブを引っ張る。
|
<PR>