南山田の大善寺(石川和弘住職)で21日、名物となっている甘茶摘み=写真=が行われ、甘茶の会メンバー約20人が汗を流した。
甘茶は4月8日の釈迦の生誕を祝う花まつりで使用するお茶。大善寺には近隣に甘茶畑があり、同会メンバーとともに1年かけて丁寧に栽培し、毎年7月中旬頃に収穫する。自家栽培した甘茶を花まつりで使っているのは区内でも珍しいという。
収穫した茶葉は境内に広げられ、水分を含ませては揉み、干すという作業を約1週間繰り返す。「元から甘い葉だけど、この手間でより一層甘みが引き立つのよ」と同会メンバーは完成を待ち遠しそうに話した。
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