神奈川県警察と都筑警察署（小林孝次署長）は９月15日、自動車販売会社（株）ヤナセと連携し、折本町にある同社横浜港北支店で詐欺撲滅キャンペーンを実施した。
今年県内で発生した振り込め詐欺件数は８月末時点で１７０２件、被害額は約37億１６００万円にも上る。区内でも今月15日時点で、11件、約２３００万円と未だ被害が後を絶たない。
こうした現状を受け県警と都筑署は、詐欺被害を未然に防ぐため、（株）ヤナセと連携したキャンペーンを企画した。
冒頭、同社の吉永文彦神奈川静岡営業本部長が「安心安全なまちづくりに力を入れていく」とあいさつ。その後、小林署長が同支店で働く只野稚子さんを一日女性警察官に任命し、只野さんは県警と同社が作成した「夢が消えるその前に家族が守るサギ被害」のスローガンが記されたチラシを来店者に配布し、注意を呼びかけた＝写真。今後、県内のヤナセ10店舗で、ポスターとチラシによる啓発活動を行う予定。
小林署長は「詐欺被害を食い止める輪が広がっていけば」と話した。
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