「気軽にご参加を」と宮原さん（左）、日野さん
一般的には地区センターやカルチャースクールで開催する花の講座を、寺院で企画した二人が都筑区内にいる。勝田山 最乗寺（勝田町）の日野正胤さん（43）とフラワーギフトショップｙｕｕ（荏田南）の宮原勇貴さん（32）の2人に、講座への思いやそのきっかけを取材した。
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荏田南で花屋を営む宮原さんは子ども向け花育講座や異業種とコラボしたフラワー企画など、区内を中心に精力的に活動するフラワーアーティストだ。過去には、区内の葬祭業社とタッグを組み、お盆用フラワーアレンジメント教室を企画。今後の花業界を見据え、日本の風習を、花を利用して伝える活動も行っていた。
一方、最乗寺の日野さんは「仏事やお墓参りの時に寺を利用するだけでなく、普段から気軽にご縁作りをしたい」と考えていた。10月には地域住民向けに本堂で「大人のための書道教室」を初開講し、地域交流を図った。
10月上旬、書道教室を開催した２日後に宮原さんは、ＳＮＳを通じ、日野さんへメッセージを送った。そこには、お墓まいりの風習が薄れていくことに対する危機感が綴られており、日野さん自身も書道教室の次は「何をしようか」と思案中だったことから、宮原さんに返信をし、会うことになった。
元々ＳＮＳ上でつながっていた二人は意気投合し、11月30日（金）に最乗寺でハーバリウム教室を開催することになった。小瓶に専用のオイルを入れ、ドライフラワーなどを浸して鑑賞する生活雑貨がハーバリウム。
時間は午後3時から4時まで。参加費は1人１０００円。定員は15人。問い合わせはフラワーギフトショップｙｕｕ【電話】０４５・５０７・５７１７。
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