商工業の振興と地域の発展のために活動する横浜商工会議所みどり支部(河原裕典支部長)は2月に設立30周年を迎え、7日に新横浜国際ホテルで記念式典を開催した。河原支部長は「地域と連携しながら会員数を増やすと同時に、さらなる地域振興の発展に取り組んでいければ」と話した。
市内で商工業を営んでいれば業種・業態・規模を問わず会員になることができ、法律に基づいて経営支援や会員の交流など経営者が相談できる公的なサービスを提供している横浜商工会議所。みどり支部は緑区・青葉区・都筑区の3区を管轄し、事務局は中区山下町の産業貿易センタービルに設置している。会員数は緑区292、青葉区394、都筑区569の計1255会員(18年12月末時点)。
同支部は1989年2月、緑区の長津田駅前に「緑支部」として設立。初代支部長は山下工業(株)(緑区)の山下栄藏氏が務めた。
河原支部長は2代目として10年前に就任。これまで同支部として経営相談会の開催や融資制度の案内、市政に関する要望・提案事項を取りまとめて各区長に提出するといった活動を続けてきた。
200人で盛大に
2月7日の記念式典には、河原支部長を始め、横浜商工会議所の上野孝会頭や小野崎信之緑区長、小出重佳青葉区長、中野創都筑区長ら来賓を含め202人が出席した。
式典冒頭では河原支部長が「平成元年(1989年)の2月にスタートしたみどり支部。平成と歩んだこの30年の間には、バブル崩壊やリーマンショック、阪神淡路大震災、東日本大震災などの難局があったが、希望をもってその苦難を乗り越えてきた」とあいさつ。続けて「3区の商工業の発展はもとより、地域社会の振興・発展においてこれまで以上に積極的に取り組み、みらいへと一歩一歩、歩みを進めていければ」と語っていた。
上野会頭は「役員や会員の皆さんが力を合わせて地域に寄り添った様々な事業を展開し、今日のみどり支部の礎を築いてきたことに深くお礼を述べたい」とあいさつした。
その後、林文子横浜市長からメッセージが届けられ、「横浜経済を支えるのは市内企業の99・6%を占める中小企業や商店会の皆様。今後とも支援にしっかりと取り組みたい」と伝えられた。
式典後は横浜DeNAベイスターズの岡村信悟代表取締役社長が講演を行ったほか、祝賀会では横浜都筑太鼓による和太鼓演奏も実施されるなど、記念すべき30年の節目を祝っていた。
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