都筑区の2019年度の自主企画事業費予算案の概要がこのほど明らかになった。予算総額は1億129万円(前年比1723万8千円増)。節目である区制25周年関連予算を計上するなど、区は5施策26事業を進める方針を示した。
都筑区では「つながり」「活力と魅力」「安心」を実感できるまちの実現を目指し【1】つながりと協働を育むまち【2】いきいきと健やかに暮らせるまち【3】活力とにぎわい、魅力あふれるまち【4】安全・安心なまち【5】花と緑にあふれ、豊かな環境を育むまち-の5施策を柱に自主企画事業費予算を編成した。全26事業のうち、10の重点事業等を中心に区民が「日々を心豊かにすごし、ずっと住み続けたい」と愛着を持てるようなふるさとづくりに取り組む。
中野創都筑区長着任後初となる予算編成。造園職として市職員のスタートを切り、公園の設計調整などを歩んできた中野区長の特色も垣間見える。重点項目の一つである「つづき水と緑の魅力アップ推進事業」に263万9千円(同比42万1千円増)を計上。
新たな取り組みとして区の花「サクラソウ」を区内の全市立保育園・小中学校に配布し、ふるさと意識醸成を推進していく。また区制25周年関連で「つづき みどりと花の名所25選」を実施。花と緑の名所を区民から募集し、区民投票で25の名所を選定する内容だ。
また、「危機管理対策推進事業」は大幅に予算を増額し973万2千円(同比472万7千円増)を計上している。昨年の西日本豪雨の被害状況を受け、改めて浸水想定区域を示す洪水ハザードマップの重要性を再認識。区は防災・生活マップやハザードマップを増刷するだけでなく、災害対策を啓発していく。さらに、現在4基ある防災用スピーカーを鶴見川沿いに1基増設する予定だ。
2020年を見据え「未来につなぐオリンピック・パラリンピック事業」には90万5千円(同比20万5千円増)の予算を組んだ。さらに今秋のパスポートセンター設置を見越し、「区役所改善推進事業」に1369万円(同比282万2千円増)を計上した。市から18区に割り当てられる自主企画事業予算は各区が独自に使用でき、予算案は市会定例会で審議され、今月中に議決される予定。
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