池辺町で木工教室などを開催し、モノ作りを通したコミュニティ形成を行っている「都築の杜」。運営をしている(株)中山建設(中山周平代表)は「日々の暮らしを少し豊かに」をコンセプトとした、新しいコミュニティハウス「杜Cafe.B」を3月9日、旭区下川井町にオープンさせた。
3年前から建設が始まり、当初は同社のショールームとして建てられた。完成後には「都築の杜」の工房が手狭になったことから、木工教室やフリーマーケットなどのイベントを行うようになっていった。利用者が多かったことから今年1月に、地域の住民がより気軽に立ち寄り、モノづくりを通して交流を深めてもらおうと、コミュニティカフェとして建物を利用することを決めた。同社のスタッフで木工作家の塩原直子さんは「頭の中にある空想を形にすることで、暮らしに彩りを加えてもらいたい。ここで感じたことを日々の生活に持ち帰ってもらえれば」と話す。
オープン当日は、同カフェの有機野菜などを使ったランチを目当てに多くの近隣住民が集まった。訪れた70代の女性は「準備の様子を見て、何ができるのかわくわくしていた。近所に明るい場所ができて嬉しい」と一緒に訪れた友人とほほ笑んだ。塩原さんは「美味しい食事と楽しい木工作業を通して、地域の拠点となればうれしい」と話す。木工教室も準備が整い次第開催予定だという。
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