横浜市会議員 くさま 剛 コミュニティバス拡充を 市内でオンデマンドバス実証実験も開始
区民の平均年齢が42歳と横浜で最も若い都筑区ですが、40歳代、50歳代人口は2020年をピークに減少し、特に2030年以降は60歳代、70歳以上が大幅に増加していきます。横浜市全体として少子高齢社会が大きな課題ですが、都筑区においても高齢化を実感される方も多いと思います。
都筑区の空洞化を防ぐためには、交通アクセスの確保が非常に重要で、すでに地下鉄はブルーラインの快速導入、新百合ヶ丘までの延伸、グリーンラインの6両化などが決定し、高速道路も横浜北線・北西線など順調に進んでいますが、区民に身近な地域交通で課題が多く出ています。
例えば、センター南駅発着の横浜市営バスは全ての路線が赤字で、年間4000万円を超える赤字路線もあり、一部は生活維持路線として税金を投入し路線を維持しています。この状況下で「バス路線の拡充を」という議論は難しいものがあり、新たなニーズに対応していくためには手法を変えていく必要があります。
今年から隣の青葉区、また、市内旭区ではスマホアプリで予約するオンデマンドバス(ミニバン)の実証実験が始まりました。自宅など利用者の指定した場所に迎えに来てくれるということで、高齢化が進む中、移動の不安・不便さを解消する一つの手法として注目されています。この他にもオンデマンド型乗合タクシーなど、高齢者もスマホや携帯電話を持つ時代において、技術を駆使して問題を解決していかなければなりません。買い物難民対策を真剣に議論していきます。
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